makiwaraの漫画やお絵描き

漫画家になれるまで、日々の思いやイラストをのせます。

マイナーで、キラキラ本棚を輝せる

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歌、映画、漫画…

世の中にはたくさん溢れている

その中でも有名なもの、無名なもの、はたまた有名なのに評価悪いもの、無名なのにもっと評価されるべきもの。

 

私が知っているのは、ほんの一部なんだろう。偶然なんかのきっかけで、例えばあのドラマを観ていて主題歌が良かったとか、たまたま手に取った雑誌に載ってた漫画だとか。人にオススメしてもらっただとか。

 

私が今、好きなものたち。私はそれに支えられ、影響され、生きている。

出会っていなかったらと思うと、恐ろしくさえある。

 

私が好きなものは、言ったらマイナーなほうだ。私はそれを悪いとは思わない。むしろ、見つけられたことを有り難く思っている。

 

人気がないのに続けられる理由はなんだろう。そんなことを、ふと考える。

また、人気であっても、それより更に人気がでるものが登場した場合、どうなるんだ?彼らは、その存在に対してどう乗り越えるのか。

自分は自分、そう思えたら一番楽だけど、本当にそう思えるだろうか…

 

 

私も漫画描きとして、自分にとってかなりの衝撃を受ける漫画を読むと、たちまち自信がなくなる。自分にはこれは描けない、と。それが怖くて、最近は中々漫画を読むのに勇気がいる。

 

簡単な例で言ったら、AKB

今はセンターのあの子、しかし、その子よりセンター向きの子が現れたら…たちまち交代させられる。センターの後ろにいる子の方が握手人気は上だったりする。そもそも、センターが可愛くなかったりする。選抜、非選抜の子達は何を思う?SNSに載せられる仲良し写真、どこまでが本物?

 

彼女たちの周りは常にライバル、かつ、なかよしに見られなくてはいけない。可愛くまとまって、選抜だろうが非選抜だろうが同グループ、仲間だと思わなければならない。

 

彼女らは、一人一人、本当に自分が一番魅力があると思えているのか。あの子のよりも自分は下、だとか、そんなことを考えてしまってはいないだろうか。

 

あの子たちには、それぞれ自分のファンというものがいる。同グループのファンであり、さらにそれぞれの個のファン。ファンがいるということは、自分が他者に評価される魅力があるということ。

 

ファンは、センターのあの子でもなく、運営一押しのあの子でもなく、私を選んでくれた。それがあの子たちが、何十人と乗っかるステージ上で、キラキラ輝いていられる理由なのかもしれない。

 

たくさんアイドルがいるこのステージ、私だけを見てくれている人が客席には必ずいる、と。

 

マイナーでも、有名でも、それは変わらない。量は違っても、存在の有無は変わりない。

 

 

私は、私の本棚にはお気に入りの漫画やCDしか置かない。墓場まで持っていきたいと思う。

 

そんな誰かの本棚に置いてもらえる存在というのは、たくさんのファンがいて持て囃されること以上に、素敵なことだと思う。

 

そう思い続けたい。